「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の花だより(木瓜編)」No.47

 木瓜(ぼけ)も春先に目を楽しませてくれ、町内でもよく見かける花です。この花は紫陽花のように微妙に色を変えていきます。淡い白から次第に紅を増して朱色に移ろっていきます。開花後はビワ位の実をつけ果実酒にも使われます。この果実は漢方薬になっています。
また木瓜は(もっこう)とも読み、家紋にもされています。今、大河ドラマ「麒麟が来る」で出てくる織田信長の家紋は織田木瓜。木瓜にもいろいろなデザインがあります。

 

蹴爪づく 富士の裾野や 木瓜の花  夏目漱石
木瓜の木の くれなゐうすく茂れれば 雨は日ごとに 降りつづきけり 長塚節
だかされてをれば 楽しき 木瓜の花  加藤楸邨
山吹に木瓜の交じりし 垣根かな    正岡子規

【戸引】

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