コラム
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(柳編)」No.35
2019年2月20日コラム
実は柳は古来より初春にふさわしい植物とも言われています。柳は春になると落葉樹の中で、いち早く一斉に芽吹くことから生命力の象徴とみなされ、邪気を払う呪力を持つ植物と言われていました。実は私も芽吹き始めるこの時期のしだれ柳 …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(南天編)」No.34
2018年12月14日コラム
いよいよあと二週間余りで2019年の新年を迎えます。今回も新年に向けておめでたい植物を…と思い南天をテーマにしようと思いました。門松にも、正月を飾る生花の中にも真っ赤な硬い小さな南天の実は必要とされます。 なぜでしょう …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(栗編)」No.33
2018年10月10日コラム
九月、十月前後になると、いよいよ秋の果物の季節。ブドウ、ナシ、柿、そして今回、テーマにした栗。「桃栗三年、柿八年、柚子は九年でなりかねる」と言われるほどなじみ深く、比較的に成長が早い植物だったのでしょう。何と数千年前の …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(風編)」No.32
2018年8月13日コラム
今回は目には見ることができないもの。大胆に「風」をテーマにしました。万葉花便りと銘打っていますが古人(いにしえびと)から現代人に通じる美意識、感性の鋭さは花の美しさと何ら変わりない、という視点から「風」について少しお付 …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(ゆり編)」No.31
2018年6月19日コラム
かつては夏の時期に日本の山野には日本原種と言われる左から山百合、笹百合、姫ユリ、鹿の子ユリ、乙女百合等が咲き乱れていたことでしょう。このユリのまつわる語句の何と多いことか…身近には「小百合」「百合子」…「姫ユリ部隊 …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(山吹編)」No.30
2018年4月27日コラム
今回は取り上げるのは「山吹」です。開花の季節は四月に入ってからあちらこちらで黄金色の花を咲かせます。山吹の名称の由来ですが、いくつの説があるので紹介します。 [1]山中に自生する花の色が蕗に似て金色で美しい。 [2]細 …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(福寿草編)」No.29
2018年2月9日コラム
今回は取り上げるのは「福寿草」。 植物で、このようにめでたい名前の付いた花はそうそうないでしょう。「福」と「寿」の文字が使われて。幸せが二倍になるように何だかうれしくなる花ですね。 「福寿草」は年末から新年にかけて …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(水仙編)」No.28
2017年12月6日コラム
水仙には次のような思い出があります。私事ですみません。まだ20歳前後でしょうか。除夜の鐘を突きに鎌倉の瑞泉寺を訪れました。11時40分前後に山門をくぐり庭に足を踏み入れた時の感動を忘れません。何と境内の薄暗い中で水仙の …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(銀杏編)」No.27
2017年10月25日コラム
11月あたりから黄葉が始まります。昨年はこの稿で紅葉(黄葉)全般を取り上げましたが、今回は銀杏(公孫樹)に焦点を当てました。個人的に銀杏の黄葉が大好きです。しかも町内どこでも見ることができます。桜同様、多くの学校に植え …
「ここにもあったよ! ふるさと上鷺宮の万葉花だより(曼珠沙華編)」No.26
2017年8月15日コラム
もう、お彼岸も間近。今回はそれに合わせて曼珠沙華(=ヒガンバナ)をテーマにしてみました。曼珠沙華は町内で街路樹の下、道路わきの植え込みの隅にも見られます。不思議な立ち姿の花ですね。茎が一直線に伸びその上に花が…まさに次 …